横浜市会議事堂、最後の本会議 市長、議長があいさつ

市歌を斉唱する林市長や市議ら=横浜市会

 横浜市の新市庁舎移転に伴い、市会の議事堂が15日、その役目を終え、落成から61年の歴史に幕を閉じた。

 最後の本会議となった第1回臨時会終了後、あいさつに立った林文子市長は「二元代表制の下、先人たちは市の発展のため、議場で多くの政策について議論を重ね、数々の施策が生み出された」と回顧。「新市庁舎でも市民の期待に応えられる市政運営をしたい」と語った。

 また横山正人議長は戦禍や災害で短命に終わった歴代の市庁舎と比較し、「平和の象徴」とたたえ、「横浜をより力強く前進させ、明日の横浜を切り開くことを誓う」と力を込めた。

 市議らは市歌を斉唱し、議会活動を見守った議事堂をねぎらった。

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