アドバンテック、AIを活用して発熱者をスクリーニングする感染防止ソリューションを販売開始

新型コロナウィルスの感染が広がる中、外来者に負担をかけずに発熱者をスクリーニングするソリューションは、検閲者の接触による感染リスクを大きく低減することができるほか、社会活動の継続を行う中でのウィルスの流行を抑制することができると見込んでいる。アドバンテック株式会社は、AIによる顔検知機能とサーマル画像カメラを組み合わせた技術で、外来者の体表面温度のみを迅速に非接触で測定し発熱者を自動的に通知、および3Dカメラで密集度を測定する感染防止ソリューションの販売を開始した。同ソリューションは、マスクをしていても顔検知が可能な上、コーヒーなどの発熱体を手にしていても顔部分の発熱を検知することができる。また、複数の来訪者に対しても同時に検知が可能だ。万が一発熱来訪者が検知された場合は、アラートで通知される。さらに、同ソリューションは以下の4つのシステムから構成される。

1. 外来者発熱スクリーニングシステム
2. 密集度計測システム
3. ソーシャルディスタンス計測システム
4. 感染者トラッキングシステム

デモの様子

ディスプレイ上にサーマル画像と実画像を表示し、実画像上に発熱情報を重ねて表示されるこのうち、ソーシャルディスタンス計測システムは2020年6月、感染者トラッキングシステムは同年7月に出荷開始予定となっている。外来者発熱スクリーニングシステムにおいては、アドバンテック本社ビルのエントランスに設置されている。同ソリューションは、オフィスビルの入り口をはじめ、病院や多数の人が集まる公共施設や工場等さまざまな場所での利用が期待できる。https://www.youtube.com/watch?v=Q34rbSTFvZs&feature;=emb_logo

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