GT-Rの復活!スカイラインの名を再燃させたR32型 8代目 日産 スカイライン
1989年に誕生したR32 日産 スカイラインは、同社の「1990年代までに技術世界一を目指す」901運動の最中に生まれた。4ドアハードトップセダンと2ドアクーペのボディタイプ、1800ccから2600ccまでの幅広いエンジンバリエーションを揃える。
また、日産スポーツモデルの象徴である「GT-R」が16年ぶりに復活。特に、直列6気筒2568cc 4バルブ DOHC ツインターボ RB26DETT型エンジンは、今でも多くのファンから支持されている名エンジンのひとつだ。
スペック
■全長×全幅×全高:4,530-4,580mm×1,695mm×1,325-1,340mm
■エンジン
・直列6気筒 DOHC RB26DETT
・直列6気筒 DOHC RB20DET
・直列6気筒 DOHC RB20DE
・直列6気筒 DOHC RB25DE
・直列6気筒 SOHC RB20E
・直列4気筒 SOHC CA18i
■トランスミッション:4速AT/5速AT/5速MT
■駆動方式:FR/4WD
■ボディタイプ:4ドアハードトップセダン、2ドアクーペ
■販売期間:1989年~1994年
打倒マークII!日産ハイソカーの高級路線担当 C33 ローレル
1989年にフルモデルチェンジされた日産 ローレルは、6代目 C33型となり、4ドアピラーレスのハードトップのみのラインナップとなった。日本経済に活気があり、景気が良かったバブル時代に開発されたこともあり、豪華でスポーティーという言葉がぴったりな大人のスポーツセダンだ。本物の木材を使った本木目クラスターが装備され、インパネにもシートと同じトリムを貼る凝りよう。豪華なインテリアはシーマやセドリックを上回るほどであった。
スペック
■全長×全幅×全高:4,690mm×1,695mm×1,365mm
■エンジン
・直列6気筒 2500cc DOHC RB25DE型
・直列6気筒 2000cc DOHC ターボ RB20DET型
・直列6気筒 2000cc DOHC RB20DE型
・直列6気筒 2000cc SOHC RB20E型
・直列4気筒 1800cc SOHC CA18i型
・直列6気筒 2800cc ディーゼル RD28型
■駆動方式:FR
■トランスミッション:4速AT/5速AT/5速MT
■販売期間:1989年~1993年
「くうねるあそぶ」個性際立つ5ナンバーセダン|日産 初代セフィーロ
1988年に登場した初代日産 セフィーロ(A31型)は、バブル時代を象徴する4ドアセダン。「くうねるあそぶ」のキャッチコピーや印象的なテレビCMを覚えている方も多いだろう。エンジン・内装・外装色などを好みに応じて選択できるセミオーダーシステムの「セフィーロ・コーディネーション」の組み合わせはなんと810通り。オーナーの要望に応え、さらにメーカーの独自性を盛り込んだ初代セフィーロは、まさにバブル時代の日産を象徴する1台だ。
スペック
■全長×全幅×全高:4,690mm×1,695mm×1,375mm(2.0クルージング)
■エンジン
・直列6気筒 2500cc RB25DE型
・直列6気筒 2000cc ターボ RB20DET型
・直列6気筒 2000cc RB20DE型
・直列6気筒 2000cc RB20E型
■トランスミッション:4速AT/5速AT/5速MT
■駆動方式:FR/4WD
■販売期間:1988年~1994年
走り・質感・満足感そのすべてが高かったバブル時代のハイソカー
高級志向が高まっていたバブル時代を象徴するハイソカー。基本部分を共有するマークII 3兄弟に対し、日産はそれぞれ異なるベクトルで勝負を挑んだ。
また、スカイライン、ローレル、セフィーロは、日産の名エンジンとして名高いRB型を搭載しているのも興味深い共通点。バブル時代のハイソカーを象徴しているだけではなく、「技術の日産」を反映している個性派3台といえるだろう。