老朽化する南下浦市民センター(神奈川県三浦市南下浦町上宮田)を子育て世代向けの賃貸住宅との複合施設に建て替える計画で、市はパブリックコメント(意見公募)を始めた。4月に予定した説明会が新型コロナウイルスの影響で中止。資料は市ホームページや市役所で公表し、郵送やメールで6月16日まで意見を募る。
1978年に完成した同センターは、市民交流拠点や市役所出張所、図書館分館などの機能を持つ。計画では、これらの更新に加えて、新たに子育て賃貸住宅を整備する。
市は当初、2021年着工を目指していたが、コロナ禍で事業者選定審議会が開催できず、今月18日に公表された実施方針では22年7月から工事し、23年11月の供用開始としている。
新しい市民センターには保育施設やカフェなど、住み続けたいコミュニティーを実現するための新機能を加えることも想定。市は「市民の意見を今後の参考にできれば」としている。