【特集】アフターコロナの地域戦略〜(4)青森県むつ市はなぜ出勤者7割削減を実現できたのか?〜

そ-想像を超える変化の中で、日本各地で様々な試行錯誤が行われている。悩んでいるのは、当然自治体だけではなく、民間も同じだ。–その中での「差」がどこから生まれるのか。それは、このむつ市の例からもわかるように、とにかく「やれることをやる」というシンプルな姿勢が起点だということを痛感する。しかも残酷なのは、こうした非常時では、それができるかどうかの差が、今後の組織の死活問題につながっていくということなのだ。「常識に縛られない」というのは言うのは簡単だ。しかしどんなに小さな常識でも、一歩踏み出してそれを超えるというのは、実は誰にとっても負荷のかかること。しかし今、こうした事態の真っ只中にいる私達は、その勇気を如何に持てるかを試されている。そこから目をそらさないことが本当に重要だということを、むつ市の皆さんから改めて学んだ気がした。

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