長男装い「小切手忘れた」…逗子の高齢男性、900万円詐欺被害

 神奈川県警逗子署は23日、逗子市在住の80代の無職男性が長男を装った男らに現金900万円をだまし取られたと発表した。署は手渡し型の詐欺事件として調べている。

 署によると、22日午前から午後にかけて、長男を装った男や警視庁職員を名乗る男から男性宅に「小切手の入った上着を病院に置き忘れた」「落とし物が届いている」「急いで金が必要」などとうその電話があった。

 男性は同日午後4時ごろ、自宅近くの路上で、長男の上司の息子を装った男に現金を手渡した。同日深夜に長男に連絡して詐欺と気付き、110番通報した。

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