不本意ではあるものの、新型ウイルスの影響でシーズンが打ち切られたフランス・リーグアン。
今回はその中から『Who Scored』のデータを元に、活躍した選手を選んでみた。
アンヘル・ディ・マリア(PSG)
アシスト
大差をつけてリーグアン優勝を果たしたPSG。連覇の要因は何と言ってもその豪華過ぎる攻撃陣であろう。
エムバペ、ネイマールももちろんだが、リーグアシスト王に輝いたディ・マリアの功績は大きい。今季はキックが冴え渡り、14本ものアシストを決めた。
中でも得点王エムバペの6ゴールを直接お膳立てしており、ヨーロッパ屈指のホットラインを築いた。最近ではユナイテッド時代についてなにかと論争が起きているが、少なくとも技術面では申し分のない選手である。
ディミトリ・パイェット(マルセイユ)
アシスト未遂
酒井宏樹が所属するマルセイユで10番を背負うパイェット。チームの顔とも言えるほど、在籍年数が長いベテラン選手でもある。
今季は33歳になったが、高精度の右足は健在であった。リーグ戦でのアシスト数は計4本と少なめであるものの、アシスト未遂の数では1試合平均4本でリーグトップに立っており、データ上チャンスメイクにおいては一流の選手であることを証明した。
まだこれからも、そのテクニックで魅せる選手でい続けることは間違いない。
ウィサム・ベンニェデル(モナコ)
得点
今季からモナコに加入し、3シーズンぶりに慣れ親しんだリーグアンへ帰ってきたベンニェデル。
身長170cmの小柄なストライカーは、コンスタントにゴールを積み重ね、タイトルこそエムバペに譲ったものの、彼と並んでリーグトップとなる18ゴールをマークした。
決してチームとして好調とは言えないモナコだったが、迫力のある攻撃を見せることができていたのは、彼の得点力に依るところが大きいのではないだろうか。
ムニル・シュイアール(ディジョン)
ドリブル
ディジョンのシュイアールはまだあまり知られていない若手だが、今季リーグアンで印象的なプレーを見せていた選手の一人だ。
ユース世代のフランス代表にも選手されているアタッカーであり、北アフリカにルーツを持っている。またその例に漏れず優れたテクニックを持っており、ドリブルのスタッツではネイマールにこそ及ばないものの、1試合平均3.5回を記録している。
一部リーグ初挑戦ながら、素晴らしいシーズンを送ったと言えるだろう。
エドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)
タックル
育成の名門スタッド・レンヌで育ち、17歳という若さで活躍しているのがカマヴィンガだ。
安定したパフォーマンスでスタメンに定着し、レンヌのリーグ3位フィニッシュに貢献した。タックル数では1試合平均4.2回を記録しており、守備面での強さが大いに目立っている。
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年齢とそれに見合わない完成度の高さから、引く手数多であることは周知の事実となっており、数年内にはスター選手になっているはずだ。