ガンダムじゃん! 中国を威嚇して米軍戦艦が撃ったレーザーガンが異次元過ぎる!!

2020年5月16日、太平洋上でレーザー射出を行うUSS Portland(LPD-27)【写真:米海軍太平洋艦隊提供】

世界中が、中国の武漢から広がった新型コロナにより甚大な被害を受けている最中、中国の共産党政府はこれを利用してアジアで各国への軍事的威圧を強めています。この現状は以下の前回記事などをご覧下さい。

日本の領海にも侵略を行う中国共産党政府の中国軍を牽制する動きを、米軍が書く同盟国と行っています。

そんな中で米海軍は2020年5月16日、太平洋艦隊のサン・アントニオ級ドック型輸送揚陸艦であるUSS Portland(LPD-27)が太平洋上でレーザー兵器の実験を行い、レーザー兵器で無人機を破壊する事に成功しました。これを2020年5月22日に米海軍太平洋艦隊が発表しました。

レーザー兵器は米軍の新型兵器の一つで、連続で高速に射出できるようにする事で、従来の兵器では難しかった敵の無人機や小型機、小型艦艇が相手でも、高い精度で高速に攻撃する事が可能になる事が期待されています。レーザー兵器は従来型の兵器とは全く異なる事から、戦闘の形を大きく変える力があると期待されています。

米海軍太平洋艦隊は、実際にレーザーを射出する動画、破壊された無人機などの映像を公開しました。その動画が以下のものです。赤い映像となっていますが、これはレーザー兵器は肉眼では見えないため、見えるようにするために処理をしているからです。

現在はUAV(無人航空機)が急速に進化し、数も急増している事から、空中、海上、陸上のいずれの戦闘も大きく形が変わる時期にあります。それに対応してレーザー兵器の投入など、新型兵器への期待が高まっています。

最新鋭戦闘機とされるステルス戦闘機のF-35も「最後の有人戦闘機」と言われるほどで、今後は戦闘機も急速に無人化されています。そもそもF-35自体も2006年の時点で、無人で操縦する無人機とする計画の提案がロッキードマーティン社から行われているほどです。

今後は、戦闘機も戦車も無人機が当然で、それを迎え撃つのがレーザー兵器という時代になっていくのでしょう。この次の時代の戦闘に向けた技術開発に、各国がしのぎを削っています。

注目されている新兵器はレーザー兵器だけでなく、米海軍ではレールガン(超電磁砲)兵器の実用化も進められており、これも注目を浴びています。

先月の2020年4月24日にインド太平洋方面に配備された最新のステルスのミサイル艦USS Zumwalt(DDG 1000)<ズムウォルト>。

このステルス性が非常に高い新型艦、現状はロケットアシスト砲のAGS 155mm砲を装備していますが、これを近い将来にレールガン(EMRG)に換装する計画もあります。

その新型艦Zumwaltの姿がこちら。

ステルス性を高めた最新艦の姿、なんだかガンダムを彷彿とさせられると話題です。ここにレールガン(超電磁砲)やレーザー兵器となると、本当にガンダムみたいな世界になってきますね。

この新型艦のZumwalt(ズムウォルト)、船首の形も特徴的ですが、これは従来の艦は波を乗り越える形状であったのに対し、USS Zumwaltは波浪を貫通する形状となっているため、水面上より水面下の方が前方に突き出ている新しい形をしているからです。

ちなみに、この「Zumwalt(ズムウォルト)」という名前もガンダムみたいだという声も多く上がっています。この名前は米海軍の故エルモ・ズムウォルト・ジュニア海軍大将の名前から名付けられたものです。

武漢ウイルスにより各国が苦しむ中で、中国共産党政府はそれを利用して各国に軍事的威圧を強めています。このよう中で、米海軍は新型兵器の開発も急ぎ、中国の脅威を牽制し、各国の安全と航行の自由を確保するための取り組みを行っています。(取材・文◎福留憲治【PJA NEWS】)

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