黒川弘務検事長の賭けマージャン報道でスピード辞任、「週刊文春」2カ月ぶり完売。

株式会社文藝春秋刊行の「週刊文春」5月28日号(5月21日発売)は「完売」となった。 本号に掲載した「現場スクープ撮 5月1日、 産経記者の自宅で“3密”6時間半 黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯」が大きな反響を呼んだ。

コロナの感染拡大を防ぐための“ステイホーム週間”に黒川弘務検事長が新聞記者の自宅で賭けマージャンを行っていたという内容で、 5月20日に概要の速報記事が文春オンラインに掲載されるや直後から大きな反響を呼び、 発売日の21日には黒川検事長が辞表を提出、 異例のスピード辞任となった。

発行部数は52万1000部。 本日一部書店などには販売中の店舗もありますが、 発売初日の実績からほぼ入手できなくなることが確実な状態であるため、 関係各所に「完売」を通知。 「完売」は相澤冬樹さん(大阪日日新聞記者)によるスクープ「妻は佐川元理財局長と国を提訴へ 森友自殺<財務省>職員遺書全文公開 『すべて佐川局長の指示です』」3月26日号(3月18日発売)以来2カ月ぶりだ。

加藤晃彦編集長のコメント

コロナ禍で、 書店休業など厳しい環境にある中、 多数の読者の皆様にお買い求めいただいたことに心から感謝いたします。 また、 断片的な情報を地道に裏取りし、 記事掲載に至った記者たちの努力を誇りに思います。 3月の相澤冬樹氏(大阪日日新聞記者)による元近畿財務局職員・赤木俊夫さんの「遺書公開」に続き、 こうしたスクープが読者の支持を得られたことは、 編集部の励みになります。 今後も、 「スクープの力」を信じて愚直にファクトを追い続けます。

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