昨年王者のナショナルズがチャンピオンリングをお披露目

日本時間5月25日、昨年球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズは、バーチャルで「チャンピオンリングお披露目会」を開催した。当初、チャンピオンリングの贈呈セレモニーをバーチャルで開催する予定だったが、選手たちが直接手渡しされることを希望。球団もそれに従い、今回は贈呈セレモニーではなく、お披露目会が行われた。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、ナショナルズは史上初となるバーチャルでの贈呈セレモニーを予定していた。ナショナルズの公式声明によると、本来は2020年レギュラーシーズンの本拠地第2戦の開始前に贈呈セレモニーを開催予定だったが、シーズン開幕の見通しが立たないなか、選手やメディア、ファンから「チャンピオンリングはいつ贈呈されるのか」との問い合わせが相次ぎ、バーチャルでの贈呈セレモニーの開催を決めたという。しかし、最終的には選手たちが直接手渡しされることを希望し、チャンピオンリングがお披露目されるにとどまった。

メジャーリーグ公式サイトでナショナルズの番記者を務めるジェシカ・カメラートのツイートによると、ナショナルズのチャンピオンリングには平均してダイヤモンドが170個、カスタムカットのサファイアが32個、カスタムカットのルビーが31個、プリンセスカットのルビーが24個使用されており、宝石の合計は23.2カラットになっているという。球団のロゴマーク、本拠地ワシントンD.C.や優勝トロフィーのほか、チームの勢いの象徴となった「ベイビー・シャーク」が描かれている。

また、ナショナルズは日本時間5月24日から25日にかけて、カーリー・W・プロダクションが制作したドキュメンタリー映像「Improbable」も公開。このドキュメンタリーは2部構成となっており、24日に第1部、25日に第2部が放送された。

昨年のナショナルズは、日本時間5月25日に12対10でマーリンズに勝利し、19勝31敗からの巻き返しをスタート。逆転でワイルドカードを獲得し、その勢いのままポストシーズンも勝ち上がり、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

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