開幕からの連続本塁打 メジャー記録は4試合

メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、シーズン開幕からの連続試合本塁打記録を特集する記事を公開した。メジャー記録は開幕から4試合連続であり、1971年のウィリー・メイズ(ジャイアンツ)から昨年のクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)まで、過去に6人が達成している。なお、連続本塁打のメジャー記録は1956年のデール・ロング、1987年のドン・マティングリー、1993年のケン・グリフィーJr.による8試合であり、4試合連続本塁打はそのちょうど半分ということになる。

メイズはメジャー20年目の1971年に史上初の開幕4試合連続本塁打を達成。これらは通算629~632本目の本塁打だった。この年は5月に40歳となり、最終的に18本塁打どまりだったが、リーグ最多の112四球を選び、出塁率.425もリーグ1位。23個の盗塁を成功させ、失敗は3回だけだった。

1998年に当時のメジャー新記録となるマーク・マグワイア(カージナルス)は、史上2人目となる開幕4試合連続本塁打でシーズンをスタートした。開幕戦でラモン・マルティネスから満塁本塁打を放ち、開幕2戦目は延長12回に3ラン。最高のスタートを切ったマグワイアは、最終的に70本ものアーチを架けた。

2010年代に入ってからは、2~3年に1度のペースで達成者が誕生し、2011年にネルソン・クルーズ(レンジャーズ)、2013年にクリス・デービス(オリオールズ)、2016年にトレバー・ストーリー(ロッキーズ)、2019年にイェリッチが開幕4試合連続本塁打を記録。このうち、ストーリーはデビューから4試合連続本塁打となり、これは史上初の快挙だった。また、「開幕6試合で7本塁打」と「デビュー6試合で7本塁打」はともにメジャー記録となっている。

新型コロナウイルスの影響により、開幕が延期されている2020年のレギュラーシーズン。開幕直後から猛打を見せる選手は今年も現れるだろうか。

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