【MLB】クレイトン・カーショウのデビュー12周年

今から12年前の2008年5月25日(現地時間)は球界を代表する大投手、クレイトン・カーショウの記念すべきメジャー初登板の日だった。当時若干20歳のカーショウは、6回を2失点7奪三振と好投し、自身に勝ち星はつかなかったもののチームの勝利に貢献した。

2006年のドラフトで全体7位という高い順位で指名を受け、マイナーでの活躍を通じて更に評価を高めていったカーショウは、以降ドジャースのローテーションの一角を担い、チームの期待通りエースへと成長を遂げていった。

制球面で大きな進歩を見せた2011年~2017年にかけての7年で、最多勝3回、最優秀防御率5回、最多奪三振3回、サイ・ヤング賞3回、MVP1回など数々のタイトルを獲得、その間の207先発で118勝41敗、1452投球回、防御率2.10、1623奪三振と圧倒的な成績を残している。

31歳になった現在はファストボールの平均球速90.3マイルと全盛期よりも4マイルほど球速が遅くなりはしたが、先発ローテーションの頼れる柱として君臨しており、7年連続で地区優勝を成し遂げている強豪ドジャースを象徴する存在だといえるだろう。

2012年にはエレン夫人とザンビアで慈善活動を行ったことを評価されて、社会貢献をした選手に贈られるロベルト・クレメント賞を受賞するなど、グラウンドの内外において非の打ち所がないカーショウ。こんなに素晴らしい選手の活躍を現在進行形で見れることに幸せを感じるMLBファンも多いことだろう。

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