常にサッカーユニフォームの世界でリードするスポーツメーカーadidas。Nikeがまだ本格参入したばかりの90年代では、とりわけ大きな存在感を見せていた。
ここでは、そのadidasが手掛けた90年代の伝説的な“代表チームのユニフォーム”から、10着を選んでご紹介しよう。
フランス代表(1996)
フランス代表 1996 adidas ホーム
90年代のadidas代表ユニフォームと言えば、胸元を紐で結ぶレースアップ・スタイルのユニフォームが人気。96年の欧州選手権などで使用した一着だ。
フランス代表(1998)
フランス代表 1998 adidas ホーム
前面の水平ストライプが印象的なデザイン。このユニフォームを着て自国開催だった98年のワールドカップを優勝し、フランスにとって忘れられない歴史的なキットとなった。
スウェーデン代表(1998)
スウェーデン代表 1998 adidas ホーム
国際舞台では大きな結果を残せなかった時代のユニフォーム。編み上げスタイルのホームはユニフォームファンの記憶に刻み込まれている。
スペイン代表(1996)
スペイン代表 1996 adidas ホーム
EURO96で使用したユニフォーム。エンブレムを貫くように走らせる“片側スリーストライプス”、そして左右非対称のカラーが印象的なデザインだった。
スペイン代表(1998)
スペイン代表 1998 adidas ホーム
98年のフランスW杯で使われたユニフォーム。シャツは全体的に赤が多めで、スリーストライプスは幾分控え目に走らせる。胸元の文字“FEF”はスペインサッカー連盟の略称。
アルゼンチン(1998)
アルゼンチン代表 1998 adidas ホーム
98フランスW杯で着用したホームキット。日本代表戦でも着ていた、あのユニフォームだ。全体的に品の良さを感じるデザインだった。
ユーゴスラビア(1996)
ユーゴスラビア代表 1996 adidas アウェイ
98フランスW杯の欧州予選などで使用したアウェイユニフォーム。青のホームと同じく胸元が編み上げ仕様だったが、白にトリコロールが映えるアウェイは、より美しい一着だった。
ユーゴスラビア(1998)
ユーゴスラビア代表 1998 adidas ホーム
濃紺を基調としたホームキットは、98フランスW杯などで使用。シンプルなデザインだが、襟部分にあしらった国旗カラーのトリコロールが印象に残る。
ドイツ代表(1996)
ドイツ代表 1996 adidas ホーム
80年代後半からドイツのユニフォームは、国旗カラーの3色を多用するデザインが続いた。だが、このEURO96モデルは原点回帰的なシンプルで気品あふれるデザインに。今でも根強い人気を誇るキットだ。
日本代表(1999)
日本代表 1999 adidas ホーム
通称「風モデル」とも呼ばれるユニフォーム。決勝戦でスペインに敗れるも準優勝という結果を残した99年のワールドユースや、優勝した2000年のアジアカップなど、激闘とともにサポーターの脳裏に焼き付く一着だ。