新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除を受け、臨時休館中の新江ノ島水族館（藤沢市片瀬海岸）が31日、約3カ月ぶりに営業を再開する。
館内イベントは、イルカなどの各ショーや動物と触れ合うプログラムを引き続き休止するが、代わりに新たなスタイルとして飼育員がイルカやアシカの生態などを説明する定員制の「解説パフォーマンス」を1日2～3回、各回10分実施する。
感染予防のため、当面、入場制限を行い、状況を逐次ホームページ上で発信。サーモグラフィーでの検温や、アルコール消毒液を館内各所に設置するなど感染防止対策を徹底する。
同館は、館内の生き物の様子を映像で届ける「貸切えのすい」を配信しているが、ファンからは開館を待ち望むコメントが多数寄せられているという。堀一久社長は「安心・安全の“えのすい”を提供し、再開の喜びを来館者と分かち合いたい」とコメントした。
同館は当初、休館期間を3月3～15日としていたが、感染状況に改善が見られないことなどから、期間を設けず休館を再延長していた。
