市民が初期消火に貢献 平戸市消防本部が感謝状贈る

【上】感謝状を受けた(右から)吉田さん夫妻、鳥野さん夫妻、藤山さん=平戸市消防本部 【下】感謝状を受けた(左から)白石さん、松永さん夫妻=平戸市消防本部生月出張所

 平戸市消防本部はこのほど、4月中に発生した2件の火災で、初期消火活動に功労のあった9人に感謝状を贈った。
 表彰を受けたのは松永幸夫さん(72)、洋子さん(68)、白石弘光さん(44)=いずれも生月町=、吉田實さん(75)、江美子さん(73)、鳥野等男(としお)さん(64)、みずえさん(59)、育美さん(23)、藤山修一さん(49)=いずれも大久保町=。
 松永さん夫妻と白石さんは4月22日午後9時ごろ、同市生月町の住宅密集地で発生した民家火災で初期消火に当たった。当時は風が強く、火災気象警報が出ていたが、屋根の一部を焼くだけに食い止めた。
 吉田さん夫妻、鳥野さん家族、藤山さんは同24日午前6時25分ごろ、同市大久保町の廃品集積場から出火した火災で、燃え広がるのを防いだ。
 本山繁治消防長は「早期の発見と通報、皆さんの適切な判断のおかげで、被害が最小限に抑えられた」とお礼を述べた。

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