三重県の独自給付金 医療従事者にクオカード5万円

新型コロナウイルスの治療などにあたった医師や看護師などの医療従事者に対し、三重県は27日、独自の給付金を支給すると発表しました。

支援制度は最大20万円を医療従事者に支給する政府の制度とは別に、三重県が独自に策定したものです。

支給の対象者は、今年1月から緊急事態宣言が全面解除された5月25日までの間に感染者の治療や検体採取などの業務にあたった県内の医療従事者です。

給付金はクオカードで配られ、5日以上業務にあたった人が5万円分、5日未満の人が3万円分となっており、三重県は7月からの配布を目指すということです。

鈴木知事は「感染するかもしれないという恐怖、医療従事者であるということでご家族が偏見や差別を受けたと聞いている。国も県も感謝の気持ちを表すのは当然」と話しました。

給付金の費用は約7000万円に上り、財源は国の臨時交付金と県民などからの募金で、6月の県議会に提出する補正予算案に盛り込む方針です。

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