久々のピッチ「幸せ」 県内J再始動・湘南とYSCC

マスクをして練習する山田(中央)ら湘南の選手たち=馬入ふれあい公園サッカー場

 緊急事態宣言下で活動を自粛していた神奈川県内のJリーグクラブが続々と動き始めた。27日はJ1湘南とJ3・YSCCが約2カ月ぶりにチーム練習を再開。久しぶりにピッチに立ち「幸せ」「楽しかった」と気持ちを高ぶらせた。当面は少人数でのグループに分けるなど感染対策に気を配りながら、公式戦再開に向けてスイッチを入れていく。

 県内のJ1クラブで先陣を切って活動再開した湘南の選手たちは、首から口を覆うフェースマスクを着用。周囲と十分な距離を取り、パスやシュート練習で1時間半ほど汗を流した。

 練習後にオンラインで取材に応じたMF山田は「もう一度体をつくる段階でマスクをつけてのトレーニングはなかなか苦しいものがある」としつつも、「みんなときれいな芝の上でボールを蹴れるのは幸せだなと改めて思った」と喜びをかみしめた。

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