大村市内の小中学校 タブレット端末 1人1台整備へ

 大村市は27日、同市幸町の市コミュニティセンターで総合教育会議を開き、本年度中をめどに市内すべての小中学校で1人1台のタブレット端末を整備する「市GIGAスクール構想」について説明した。
 GIGAスクール構想は、児童生徒1人1台の端末や校内通信ネットワークなどを整備する国の計画。当初2023年度を目標としていたが、新型コロナウイルス問題を受け大幅に前倒しし、本年度中の実現を目指している。
 市の構想では1人1台の端末のほか、教室にデジタルテレビなどのICT機器を整備し、21年1月の運用開始を予定。一斉授業や個別学習で活用するほか、将来的には在宅で授業を受けることも可能になるという。市によると整備費は約5億円を見込んでおり、国の補助金を活用。予算案を6月の定例市議会に提出する予定。

© 株式会社長崎新聞社