BMW M2 コンペティション用車検対応マフラー「VVV」(ヴィダブリュ)|FUJITSUBO【Vol.4】

国産車だけでなく輸入車用マフラーも手掛けるFUJITSUBO

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

藤壺技研工業といえば、言わずと知れた自動車のエキゾースト系の老舗メーカー。「FUJITSUBO」のブランドは、日本のみならず海外でも名前が知られていることはご存知の方も多いだろう。

最近では国産車だけでなく輸入車にも力を入れており、2020年1月に行われた東京オートサロンのFUJITSUBOブースには話題のGRスープラのほか、BMW M2が展示されたことを記憶されている方も多いのでは?

そのときに装着されていたM2用のマフラーは試作品だったが、会場で予想以上の反響があったことから製品化に着手し、今回いよいよ発売間際のところまで仕上がったということで、早速実物をチェックした!

BMW M2用に排気バルブシステムを採用したマフラー「VVV」(ヴィダブリュ)

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

BMWの車種の中でも、ハイパフォーマンスモデルに冠される「M」。その中でも最もコンパクトなボディを持つのが、2016年に登場した「M2」。日本の道路事情にもマッチしたボディサイズと、このクラスの輸入車としては珍しく3ペダルMTも用意するM2は一躍人気車種となり、現行Mモデルの中で最量販車種となっている。

そんなM2用にFUJITSUBOがリリースを予定しているのは、TPOに応じてON-OFF切り替えで任意に音量やパフォーマンスの変更が可能となるマフラー「VVV(ヴィダブリュ)」。排気バルブシステムを採用することでノーマルマフラーとスポーツマフラーの“良いとこ取り”を実現した、実用性に特化した近未来スポーツマフラーシリーズであり、M2が純正で採用している排気バルブシステムをそのまま使用することができるスグレモノ。

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

出口の形状は純正マフラーと同じく左右2本ずつの計4本出しテールとなっているが、カーボンテールを採用することで、ハイパフォーマンスモデルであることを静かに主張。そして、純正では鈍いシルバーのサイレンサー部分が丸見えでスタイリッシュさに欠けるということで、わざわざサイレンサーの位置を上げた設計として、リアビューをより精悍に見えるような心配りもされている。

マフラー交換だけで10PS以上のパワーアップに成功

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

最近のモデルでは純正マフラーの出来もかなり良くなっており、なかなかマフラー交換で大幅なパワーアップが見込める車種は少なくなってきた。しかしM2においては、FUJITSUBO製のマフラーに交換したことで、パワーが10.2PSという大幅なパワーアップを実現。

これはM2が秘めるポテンシャルはもちろんだが、FUJITSUBOならではのノウハウが生んだ結果というのは間違いない事実と言える。

ハイパフォーマンスモデルらしい澄んだ音色を実現したFUJITSUBOのBMW M2用マフラー

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

そして気になるサウンドは、純正でやや物足りなさを感じていたハイパフォーマンスモデルらしい澄んだ音色を上手く引き出しているといった印象で、普段乗りをしていてもついつい顔がほころんでしまうような“快音”と言えるもの。それでいて、うるさすぎないので、長距離ドライブでウンザリしてしまうこともなさそう。

VVVマフラーは車検対応だから安心

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

なお、VVVはバルブユニット内蔵のエキゾーストシステムであるため、装着したまま車検を受けることが可能で、事前認証(またはJASMA認定)を取得した安心設計となっている。前述したようにバルブの切り替えは純正のシステムをそのまま流用しているので、郊外のワインディングではサウンドを楽しみ、自宅周辺では静かに走行するというような使い方も思いのまま。TPOに合わせてサウンドを変更できるというのは、まさに大人のスポーツモデルに相応しいエキゾーストシステムと言えるのではないだろうか?

BMW M2の他モデル用マフラーも現在開発中

フジツボ VVVマフラー BMW M2 コンペティション用

現在は、開発車両でもあるM2コンペティションの6速MTモデルで適合確認が取れているとのことだが、今後は通常のM2クーペや、CS、そして7速DCTモデルへの適合確認も進めていくとのこと。M2オーナーは期待してほしい。

▼BMW M2 コンペティション用マフラーVVVのサウンドや走りを動画でチェック

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