移動緩和、観光地人出回復じわり 飲食、土産店は閑散

観光客が少しずつ戻り始めた高千穂峡=31日午前11時52分、高千穂町三田井

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う県をまたぐ移動自粛が1日、一部首都圏や北海道、北九州市を除いて緩和された。一足先に観光目的の移動は県内に限って5月25日に緩和。日曜日の31日は小雨が降る天気にもかかわらず、一部でにぎわいが戻りつつある光景が見られた。一方で、土産、飲食店の利用者が伸び悩む観光地も。19日以降は観光目的の県をまたぐ移動が段階的に緩和されるが、梅雨時期は例年閑散期となることなどから、先行きが見えない状況に不安の声も上がった。

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