壱岐市民モデルの人形5体を追加 一支国博物館

一支国博物館に新たに展示された人形=壱岐市、同館

 壱岐市芦辺町の市立一支国博物館で、弥生時代の一支国を再現した常設展示のジオラマに、市民をモデルにした人形が新たに5体加わった。
 弥生時代を中心に壱岐の歴史を紹介する同館は2010年に開館。開館時からの人形は160体あり、その一部は島民をモデルに作られた。今回の人形作製は開館10周年記念事業の一環。一支国王の子ども(男の子と女の子)、一支国王妃、側近の兵士と侍女の計5体が加わった。市民を対象にモデルを募集し、抽選。モデルの写真を基に福岡県の業者が作った。これまでの人形と同様、高さ数センチの大きさ。
 同館広報担当の松嶋麻美さん(38)は「会話が想像できるような躍動感が魅力。何と会話しているか想像してみると面白い」とアピールしている。

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