長野県南相木村は、新型コロナウイルス対策のため、村で購入したマスクを村内全戸に配布しました。村民からは、中島村長の名前にちなみ「ナカジマスク」と呼ばれ、感謝されています。
南相木村は、先月29日から村の職員が1軒1軒回り、3層サージカルマスク1箱(50枚入り)を各家庭に届けました。
政府が全世帯に配る布マスク、いわゆる「アベノマスク」は、まだ村内の一般家庭には届いていません(6月1日時点)。一足早い、村からの「プレゼント」に村民は感謝しています。
村民(70代女性):
「ずっと買えなかったので、ありがたい。“アベノマスク”はもういいかな」
各家庭への配布は、「第2波、第3波に備えてほしい」と中島則保村長の発案で進められました。4月下旬から準備をはじめ、マスク入手まで約1ヵ月かかりましたが、きのう村内全での約420戸に配り終えました。関連予算は約160万円です。
このマスク、村長の名前にちなみ、「ナカジマスク」と呼ぶ人も…
中島村長は、「率直に言って、そう呼ばれるのは『はずかしい』。住民の笑顔をみることができ、パワーをもらいました」と話しています。