KDDIとGMOクラウド、メーター点検業務をAIで効率化する「KDDI IoTクラウド Standard 検針オプション」を提供開始

製造業やビルメンテナンス業界などにおいては、複数のアナログメーターの定期的な点検・検針のために、作業員が目視でメーターを読み取り、点検簿に記入したデータを手入力して管理していることが多く、目視と手入力による作業負荷の増加や誤検針の発生などの課題がある。KDDI株式会社とGMOクラウド株式会社は、センサーからクラウド、データ表示機能までワンストップで提供する「KDDI IoTクラウド Standard」の新オプションメニューとして、AIによりメーター点検業務を効率化する「検針オプション」を提供開始した。同サービスは、スマートフォンから専用アプリでメーターを撮影するだけで、リアルタイムに正確な検針データをクラウド上の台帳へ自動的に入力し、あらかじめ設定した異常値などの閾値に対しアラートを受信することができる。これにより、生産・製造工場での点検・検針業務では、電気・ガスなどのエネルギー管理から、温度や圧力計、生産ライン設備まで、さまざまな既設メーター点検・管理の効率化につながる。また、ビルメンテナンスでの点検・検針業務では、電気・ガスや水道メーターなど施設や設備のメーター点検・管理の効率化につながる。

対応メーター(アナログパネルメーターと横目盛りマノメーターは近日対応予定)さらに、メーターだけでなく温湿度センサーなどさまざまなセンサーも同クラウドで一元管理が可能だ。なお、専用アプリで撮影したデータからAIで画像認識・検針データの読み取りを行う機能、および自動で台帳記録する機能はGMOクラウドが提供する「hakaru.ai byGMO」を採用している。同サービスを活用することで、点検作業時の計測ミスや記載漏れ、データ改ざんを軽減に貢献するほか、手作業で実施していたデータ入力業務も自動となるため作業時間やコストの削減が可能だ。また、既存のメーターをそのまま利用できるため、大規模な設備投資は不要である。同サービスの利用料金は以下の通り。

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