大気非常に不安定 関東北部で激しい雨のおそれ 落雷や突風に注意

2日午後も全国的に晴れる所が多いが、北・東日本は天気の急変に注意が必要となる。特に、関東甲信は局地的な激しい雨、落雷や突風、ひょうに対して注意が必要だ。  関東甲信は上空に寒気が流れ込んでいる一方で、地上付近は南から湿った空気が流れ込んでいる。午後は気温の上昇に伴い、大気の状態が非常に不安定となるため、急に雨雲が発達するおそれがある。今夜遅くにかけて、関東北部を中心に、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意が必要だ。ひょうが降るおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要となる。

3日(水)晴れエリア狭まる

 全国的に日差しはあるが、2日より雲が広がりやすくなる。梅雨前線の北上に伴い、九州南部・奄美は午前中から雨の所があり、午後は雷を伴い局地的に激しく降る見込み。九州北部でも、夕方以降は雨の範囲が広がる予想となっている。また、関東は北部を中心に、午後はにわか雨や雷雨に注意が必要だ。

蒸し暑い 熱中症注意

 3日にかけても全国的に気温が高く、関東から西の各地は内陸を中心に30℃前後まで上がる見込み。湿気が多いため、少し動くだけで汗をかきやすい状態が続きそうだ。こまめな水分補給や休息を心がけるなど、健康管理に注意が必要となる。 (気象予報士・高橋和也)

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