【MLB】今度は50試合?埋まらない溝 開幕に暗雲

ESPNのジェフ・パッサンがメジャーリーグ機構がより短いレギュラーシーズン開催案を提出するつもりがあるようだと報じている。具体的には50試合前後での開催を検討しており、給料に関しては選手側の望む完全な日割り計算で支払うという。

給料に関しては選手側の要望に応じる姿勢を見せた一方で、開催試合数に関しては、つい先日選手会が提出した対案にはレギュラーシーズンの114試合開催が含まれておりの、今回の機構側の案はその半分以下であるなど、両者の間の溝は埋まらないままになっている。

閉鎖された野球施設

そもそも、給料を日割りで支払うとしても、MLBの本来のレギュラーシーズンの試合数は162試合であるため、元々の給料の30%ほどしか得られないことになる。選手会の対案では、114試合開催かつ完全な日割り計算した給料の支払いであり、この場合の給料は元々の給料の70%ほどだ。支払われる給料に、元々の給料の40%ほどの差があることになるため、選手会の反発が当然予想される。

両者の間の協議は泥沼化しており、MLBの開催自体にも暗雲が立ち込めてきていると言えそうだ。

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