進化系オーディション番組「ヨルヤン」2ndステージをあえて“ライブハウス審査”に!

テレビ東京ほかで放送している、avexと同局がタッグを組んだ進化系オーディション番組「ヨルヤン」(月曜深夜2:50。現在新型コロナウイルスの影響で放送中断中。再開時期未定)では、2ndステージをあえて感染拡大収束後に“ライブハウス審査”で行うことが決定した。

同番組は、生見愛瑠とカミナリがMCを務め、公式サイトから公開された課題曲を無料ダウンロードして応募者が自由に歌ったり、ダンスを付けたり、楽器を加えたりする新たなスタイルのオーディションとして話題となっていた。奇しくもその後、コロナの影響で、複数の人気アーティストたちが同じ手法で楽曲を開放したことで、番組が提唱していた「コークリション(共創)文化」が新たなムーヴメントとなっている。

番組で公開されていた課題曲は、avexの制作チームが2チームに分かれて企画したもので、一つは、人気ボカロP(ボーカロイドで楽曲を制作し、動画投稿サイトへ投稿する音楽家)のDECO*27によるアッパーなロックチューン。もう1曲は、最近話題となっている“1990年代リバイバル”やパラパラを意識した楽曲となっていた。

結果、両楽曲を合わせて1500投稿を超える応募の中から、DECO*27ら現役ディレクター30人による厳正な審査を経て、作山由衣(13歳/東京都)、白石智起(27歳/福岡県、クローゼットの住人S(16歳/青森県)、Asumi(24歳/東京都)、girl(25歳/大阪府)、ゆゆん(16歳/熊本県)、余星(18歳/兵庫県)、大原きらり(17歳/滋賀県)の8人(現状はボーカリストのみ)が一次審査を通過していた。

これまでは、課題曲を使って出来上がった思い思いの共創動画を、MixChannel、nana、TikTok、YouTubeなどのSNSへ投稿し、自身のさまざまなスキルをアピールするという新たなリモート・オーディション形式だったが、2次審査は対面式の審査を予定していたため、オーディション自体が中断していた。

そんな中、2ndステージである2次審査を、現在ほぼ営業ができない状態に追い込まれているライブハウスで、生バンドを背負ってライブ・パフォーマンスを行うということを発表。1次審査で、今らしいリモートを選択した「ヨルヤン」が、コロナ収束後の未来を目指して、あえて「生の音楽を体感できるライブハウス」での審査を選んだことには、「決して、音楽はコロナになんか負けない!」という強いメッセージが込められている。具体的な会場や日時は、後日発表。“進化系オーディション”の結末に注目だ。

現在、コロナの影響でテレビ放送は一時中断中されているが、今までの放送回は「ネットもテレ東」などで配信中。さらに、今後は上記オーディションと並行し、別プロジェクトも予定されている。

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