90年代のチェルシーは、前半と後半では別のチームかと思えるほどに選手の顔ぶれは様変わりした。
ユニフォームもそんな時代の慌ただしさを表すかのように、胸スポンサーも4つのロゴマークを付けている。
ここでは、その90年代にチームが着用したホームキットをまとめてご紹介したい。
チェルシー 1989-91
チェルシー 1989-91 Umbro ホーム
80年代最後と90年代最初に使われたホームキット。大胆なダイヤモンド柄は当時のUmbroの標準的なグラフィックだ。胸スポンサーは当時存在したコンピュータ会社の「Commodore」だった。
チェルシー 1991-93
チェルシー 1991-93 Umbro ホーム
前モデル同様にUmbroのロゴを大胆に取り入れるが、より幾何学模様的なデザインに。左右非対称も当時のUmbro製キットではお馴染みのパターン。
チェルシー 1993-94
チェルシー 1993-94 Umbro ホーム
モデルチェンジするも全体的な印象は極端に違わない。胸のスポンサーはCommodore社のパソコン「AMIGA」に。93-94は同社との契約最終シーズンだった。
チェルシー 1994-95
チェルシー 1994-95 Umbro ホーム
ユニフォーム自体は93-94モデルと同じだが、このシーズンから胸スポンサーはビールブランドの「Coors」へ変更。90年代の躍進を象徴するスポンサーロゴとなる。
チェルシー 1995-97
チェルシー 1995-97 Umbro ホーム
ボスマン判決の影響により、クラブには多くの外国籍選手が入団。「多国籍軍団」化を象徴するユニフォームとなる。96-97シーズンは27年ぶりにFAカップを優勝した。
チェルシー 1997-99
チェルシー 1997-99 Umbro ホーム
国際舞台でもタイトルを獲得し、存在感を高めた時期のユニフォーム。黄色の差し色は一部ファンから不満の声も上がったようだが、90年代のチームを象徴する一着となっている。胸スポンサーは「AUTOGRASS」へと変わった。
チェルシー 1999-2001
チェルシー 1999-2001 Umbro ホーム
90年代最後(と2000年代最初)のユニフォームはシンプルなデザインに。首周りのラウンドネックが大きな変更点だろう。の透かしグラフィックのデザインも目を引いた。