大島千穂アナウンサーが考察！「ASMR」はなぜ人気なのか？

毎週月曜日から金曜日に放送している『HAPPYパンチ！』。午前10時からは、各曜日のアシスタントが気になる情報をピックアップしてお届けする「パンチトピックス」。月曜日は大島千穂アナが今話題誰？という「ASMR」を紹介しました。

大島アナ「今日は今話題の『ASMR』をご紹介していきます！」

KATUSMIさん「ASMR…？」

©茨城放送

ASMRとは

Autonomous Sensory Meridian Response（自律感覚絶頂反応）の略。人が音などを聴いたときに心地よかったり、脳がぞわぞわする感覚のこと。

Wikipediaより

大島アナ「女子中高生の流行語として1位だったこともある言葉なんです！」

KATUSMIさん「なるほど。」

大島アナ「みなさんも『あ～聞いていて気持ちがいいな。』と感じる音があると思います。私はリップクリームのふたを開けたり閉めたりするときになるカチカチ音が好きなんです。一人でいるときやっちゃうんですよね。」

KATUSMIさん「ちー坊（大島アナ）の家にはリップクリームが100本くらいあるとか（笑）？」

大島アナ「そこまで多くないですが、20本くらいはあるかもしれません。」

KATUSMIさん「確かに自分が好きだなって思う音ってあるよね。」

大島アナ「そういう音って、物語なんかの印象的なシーンによく出てくると思うんですが、例えば2008年に放送された24時間テレビのスペシャルドラマ『みゅうの足パパにあげる』の中で、松本潤さん演じる主人公が、香里奈さん演じる奥さんのメイクポーチの中をがさがさ、かちゃかちゃ触る音が落ち着くっていうシーンが何度も出てくるんです。」

KATUSMIさん「僕にとってビビビっとくる音は何かなーって考えてたんだけど、（仕事がら）ケーブルをさしたり抜いたりする機会が多いのね。そのケーブルが『カチッ』ってうまくはまったときの音、これは気持ちいよね。」

大島アナ「リップクリームのふたもそうですけど、うまくハマったときの音がいいですよね！」

©茨城放送

大島アナ「動画投稿サイトで『ASMR』を検索すると食べ物系が多くヒットするんです。」

KATUSMIさん「噛む音ってこと？」

大島アナ「そうです。そのほかにもパソコンのタイピング音とか、スライムをぺたぺた触る動画とかいろいろあるんですが、やはり多いのは食べ物を食べているときの咀しゃく音なんです。」

KATUSMIさん「そうなんだ！」

大島アナ「自分がぽりぽり食べてる分にはいいですけど、他人が食べているときの音を聞いて和むかって言われたらちょっと首をかしげちゃう印象があったんですよね。」

KATUSMIさん「『口を開けて（音を出して）食べるのはやめよう』って言われて育ったよね。そばとかは音を立てて食べたほうがおいしいなんて話もあるけど、まあ、それは国が変わればね（文化も違うから）。食べるときの音に関してはだいぶ気にするようにはなってきたかなあ。」

大島アナ「そんな気になりがちな咀しゃく音ですが、どんなものの人気が高いのかというと、フライドチキンやチーズボールなどの揚げ物系のサクサク、カリカリ、ジュワーという音とか、マシュマロのシュワシュワ～という音なんです。」

KATUSMIさん「ほ～なるほど。」

大島アナ「そういった動画の音声は、ASMRの音をキレイに拾うことができる機能を持ったマイクを使って録音されてるんです。音だけで食べている気分を味わえるんですよね。」

大島アナ「勉強するときに『静かすぎて集中できない！』なんて人にも人気なんだそうですよ。」

KATUSMIさん「不思議だよね。音がないと落ち着かないってどんな理由があるんだろう。さみしいとか、なにか音がないと不安とかそういうことなのかな？」

大島アナ「そこで私なりに理由を考えてみました。きっとそこには”疑似体験”とか”癒し”とか”安心”っていうのがキーワードなんじゃないかなと。というのも、こういった動画や音声を聞いている7～8割の人が睡眠導入の補助としてASMRに触れているそうなんですよ。」

大島アナ「あと、全く知らない人の動画を見るってすごく気楽なんです。1人でいるんだけど『一人じゃない』って思える嬉しさとか安心感があるんですよね。」

あなたにとってお気に入りの音はどんなものでしょう？風の音、海の音、葉がこすれる音…様々あると思いますが、『HAPPYパンチ！』もあなたにとってのASMRとなるように精進します！

※この番組は終了しました。