「横浜港は私たちが守る」 港湾労働者供養祭で誓い

横浜港港湾労働者供養塔に花輪を奉納する藤木会長=象の鼻パーク

 横浜港港湾労働者供養祭が「開港記念日」の2日、横浜市中区の象の鼻パークで営まれた。横浜港運協会と横浜港湾福利厚生協会の共催。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、両協会の正副会長計12人が参列者を代表して供養塔の前で黙とうをささげ、献花した。

 両協会の藤木幸夫会長は「ご先祖に対して顔向けができるような横浜港でありたい。これからどんな波が来るか分からないが、横浜港は私たちがちゃんと守る。港湾全体の役に立つことをこれからも続けていく」とあいさつし、花輪を奉納した。

 供養塔は1859年の開港以来、ミナトの発展に生涯をささげた港湾労働者の労苦に報いるため、1974年に山下ふ頭(同区)に設置され、2009年に横浜港発祥の地・象の鼻パークに移転した。

© 株式会社神奈川新聞社