南島原市が補正予算案発表 市内宿泊費を半額助成など

 南島原市は2日、新型コロナウイルス対策費を柱とした総額6200万円の本年度一般会計補正予算案を発表した。5日の市議会臨時会に提出する。
 客足が落ち込んでいる旅館やホテルへの宿泊を促すため、市内宿泊費の半額(上限1人5千円)を助成するほか、市内宿泊者に市内の飲食店・土産物店で利用可能なクーポン券(1人千円分)を配る。関連事業費として3100万円を組み込んだ。
 また、中小事業者の事業継続支援として2100万円を計上。冠婚葬祭などの自粛に伴い深刻な打撃を受けている事業者への支援を拡充し、ホールなどの保有面積に応じて最大120万円を補助する。3~5月の1カ月の売り上げが前年同期比5割以上減った月がある宿泊事業者には、従業員数や収容人数などに応じて最大300万円を補助する。
 補正後の本年度一般会計予算額は395億円。

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