素朴な疑問、スパナとめがねレンチの違いとは?
スパナとめがねレンチはどちらもボルトやナットを回す工具ですが、車の整備で使われることが多いのは後者です。その理由は、めがねレンチは六角ボルトの全ての角(6点)をとらえるためスパナに比べ力が分散し、ねじをなめにくいから。また、横からはめるのではなく上からかぶせるため外れにくく、柄も長いので強いトルクをかけられます。
しかし、例えば車のブレーキパイプなどは横からはめなければ回せないので、そんな時はスパナの出番。また早回しに向いているなどの利点もあります。
スナップオンのコンビネーションレンチセットをご紹介
独自のフランクドライブ機構でトルクアップ!
片側がスパナ、もう一方がめがねレンチになっているのがコンビネーションレンチです。こちらは10~19mmの10本セットで価格は38,000円!(amazon価格) スナップオンが開発した「フランクドライブ機構」採用で、ボルトの角でなく面で接することでなめにくく、従来よりトルクアップしているのが特徴です。めがねレンチより柄が短いコンビネーションの欠点をうまく補ってくれるのはありがたいですね。
さらに、しなりが少なく、しっかり食い込んでパキっと回る固さが手離せないという人も多く、油が付いても滑りにくいメッキの美しさもポイントです。
ただし、トルクアップ分を考慮しないと跡がつくことがあるので、買い替えた際には注意してくださいね。