トヨタ GRヤリスの国内ラインナップを発表
軽量化と優れた空力性能を実現
新型GRヤリスは、トヨタ GAZOO Racing WRT(World Rally Team)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」が活かされている。
具体的には、アッパーボディにアルミ素材のエンジンフード、バックドア、ドアパネルに加え、形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP素材のルーフパネルを採用。軽量化を図りながら優れた空力性能を示す強固な3ドアタイプのキャビンとしている。
各モデルの主な特徴
RZ:圧倒的な加速とエンジン回転数の伸びを体感できる高出力モデル
■新開発の小型軽量ハイパワー1.6L直列3気筒直噴ターボエンジン
■多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”
■6速マニュアルトランスミッションに“iMT”を採用
■BBS製 鍛造アルミホイール(High performanceに設定)
■ミシュラン製 Pilot Sport 4S ラジアルタイヤ(High performanceに設定)
■前後トルセンLSD(High performanceに設定)
RS:研ぎ澄まされた走りを気軽に楽しめるモデル
■1.5L直列3気筒ダイナミックフォースエンジン
■発進用ギヤを追加し低速から高速域まで力強くダイレクトな走りを実現するDirect Shift-CVT
■マニュアル感覚の操作が楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフト
RC: 競技ベース用モデル
■「RZ」と同様の1.6L直列3気筒直噴ターボエンジン、スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”、6速マニュアルトランスミッションに“iMT”を採用
■走りに必要なモノ以外を極力排除した軽量モデル(DAレスなど)
RZの特別仕様車には新オプションも設定
「モリゾウサイン」も特別装備!
先行Web予約を開始している限定モデルの特別仕様車「RZ“High-performance・First Edition”」と「RZ“First Edition”」には、マットブラック塗装の仕様が用意されている。
さらに今回「マーブル柄カーボンルーフ」「エモーショナルカラー プレミアムスポーツシート」を、メーカーオプションとして設定。また「モリゾウサイン」が入ったウインドシールドガラスが特別装備される。
成約者にはWRCチケットやミニカーも
先行予約は2020年6月30日まで受け付けており、成約後は予約順に優先的な生産を予定している。
なお、先行予約者にはGRヤリスの魅力が詰まったスペシャルコンテンツムービーを配信するほか、成約特典にはWRCラリージャパンチケットとGRヤリスのオリジナルミニカーが用意されている。
【動画】新型車GRヤリスへのモリゾウの想い
トヨタ社長:モリゾウこと豊田 章男氏のコメント
GRヤリスは市販車をモータースポーツの世界に持っていくのではなく、モータースポーツ用に開発したクルマを市販化するという逆転の発想で開発した最初のクルマです。
その開発に終わりはなく、クルマとの会話を楽しみ、お客様と一緒に育てていきたいと思います。
各モデルの主なスペック
RZ、RC
■全長:3995mm
■全幅:1805mm
■全高:1455mm
■ホイールベース:2560mm
■車両重量:1280kg(RZ)、1250kg(RC)
■排気量:1618cc
■エンジン:直列3気筒インタークーラーターボ(G16E-GTS)
■トランスミッション:6速マニュアルトランスミッション(iMT)
■駆動:4WD
■最高出力:200kW(272PS)
■最大トルク:370N・m(37.7kgf・m)
RS
■全長:3995mm
■全幅:1805mm
■全高:1455mm
■ホイールベース:2560mm
■車両重量:1130kg(RZ)
■排気量:1490cc
■エンジン:直列3気筒(M15A-FKS)
■トランスミッション:Direct Shift-CVT(10速シーケンシャルシフトマチック付)
■駆動:FF
■最高出力:88kW(120PS)
■最大トルク:145N・m(14.8kgf・m)