人数・消費額ともに最高  三重県の観光客 今年は激減か

去年1年間に三重県を訪れた観光客は改元効果もあり、人数・消費額ともに調査を始めて以来最高となりました。

三重県のまとめによりますと、去年1年間に観光やレクリエーションなどで三重県を訪れた入込客数は、一昨年より43万5000人多い4304万人となりました。

観光客が使った金額を表す観光消費額は226億円多い5564億円となり、ともに過去最高となりました。

改元効果は伊勢志摩地域で特に大きく、122万人増加した伊勢神宮をはじめ二見興玉神社や鳥羽水族館、開園25周年だった志摩スペイン村などで観光客が増加しました。

また、世界遺産登録15周年の熊野古道や、新名神高速道路が県内の全区間で開通した影響でゴルフ場などでも訪れた人が増えました。

リピーター率は減少し、三重県を初めて訪れた人の割合が増加していて、改元をきっかけに新たに三重県を訪れた人が多かったとみられます。

一方、今年の入込客数は新型コロナウイルスの影響で激減するとみられ、三重県では移動の自粛が緩和される段階に応じて対応したいとしています。

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