写真家・青山裕企が「"少女"とは何か?」を問う、写真集「少女礼讃」発売!!

株式会社青幻舎は、 ベストセラー写真集「スクールガール・コンプレックス」シリーズなどで知られる写真家 青山裕企が、 素性の明かされていないひとりの“少女”を謎めいた関係性で撮影し続けている作品を、 圧倒的なボリュームでまとめた集大成の写真集「少女礼讃」を2020年6月下旬に刊行する。

「少女礼讃(しょうじょらいさん)」は写真家 青山裕企が、 誰も知らない、 ひとりの女性を撮影し続けている作品である。 年齢、 名前が明かされてない、 SNSでの情報発信や、 モデル・アイドル活動といったこともしていない、 どこに住んでいるかも分からない、 ひとりの女性。 中学生のようなあどけない笑顔と、 たまに見せる、 驚くほど大人びた表情。 小柄で、 「女の子っぽい」髪型。 しかし、 あか抜けない服の中には成熟した体が隠されている……。

2018年の夏に出会ったこの女性を、 青山は毎週のように、 圧倒的な量と質で、 徹底的に撮影し続けている。 青山はこの女性に出会った時に、 眩いほどの“少女らしさ”を感じたという。 それはこれまで「同級の女の子」を「少年」の気持ちで撮ってきた青山が、 「大人」の眼差しを持ったことを意味する。 数々の著名アイドルやモデルなどを撮影してきた青山が、 この名もない女性に見出した“少女性”とはなんなのか。 それは、 これまで固定概念として語られてきた「少女らしさ」「少女趣味」といった枠からはみ出た、 ありのままの美しさ。

撮影ごとに異なる表情を見せ、 撮影を重ねるほどに、 生まれ変わる“少女”。 撮影の度に別の誰かになり、 撮影が終わるとまた誰でもないひとりの女性に戻る。 繰り返し続ける、 新しい“少女”との出会いと別れ。 撮影者である青山にとどまらず、 鑑賞者も巻き込まれていく、 “少女”を介したパラレルでエンドレスな行為。 「少女礼讃」は“少女”という存在があって撮ることができる写真であり、 “少女”という存在そのものへ畏怖の念を込めた、 祈りの儀式の記録である。

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