【やまぐち深発見紀行】 No.195「名田島・山口県内有数の麦の産地で収穫」

▲名田島の麦畑(5月21日撮影)

 山口市南部では、麦の収穫時期を迎えている。風にゆれる穂が次々とコンバインで刈り取られる様子は、同地域の初夏の風物詩だ。

 

 名田島では、5月下旬から6月初旬にかけて黄金色に実った麦の刈り取りが行われる。

 名田島全土約8.93平方キロのうち、麦の作付面積は約377ヘクタール(2020年5月調べ)。地域の約42%を麦畑が占めている。

 品種別に見ると、大麦が57ヘクタール、小麦が313ヘクタール、はだか麦が7ヘクタール作付けされ、大麦は「サチホゴールデン」、小麦は製麺に適した「ふくさやか」や学校給食用のパンに使われる「せときらら」などが栽培されている。はだか麦は、脱穀すると簡単に皮が取れる種類で、味噌などに加工される。

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