神奈川県内の高速道路などにミニバイクや自転車などが誤進入する事案が相次いでいる問題で、県警高速隊は4日、自動車専用道路に自転車で進入した高齢男性を保護した会社員加藤圭佑さん(28)=横須賀市在住=に感謝状を贈った。
加藤さんは4月11日、同市内の横浜横須賀道路上り線を軽乗用車で走行中、自転車で走行する男性(78)を発見、停車して保護し110番通報した。男性は佐原インターチェンジから誤って進入したとみられ、自動車専用道路を走行している認識はなかったという。
宗広中・隊長から感謝状を受けた加藤さんは「危険だと直感して素早く行動できた。これからも安全第一で運転したい」と話した。
県内では高速道路への立ち入り事案が年間約500件認知され、常態化。一般道から進入できる構造だったり、料金収受員の目が届かない出入り口から立ち入ったりするとみられ、高速隊は「重大事故に直結するので注意して」と呼び掛ける。