浜屋がオンラインストア開設 「長崎らしい商品発信」

浜屋百貨店のオンラインストアホームページ

 浜屋百貨店(長崎市)は1日、オンラインストアを開設した。新型コロナウイルスの影響でネット販売ニーズが高まったことを受けて本格参入。今月中旬からは中元商品を充実させる。担当者は「県内はいい特産品がたくさんある。百貨店として長崎らしい商品を発信していきたい」としている。
 同店はこれまで、ネット販売は「費用対効果が薄い」として、中元や歳暮の時期に限定。だが、新型コロナの影響で、消費者に“巣ごもり”の動きが浸透し「買い物客の意識がネットにシフトしている」と判断、参入に踏み切った。
 まずは「お家(うち)時間をちょっと特別に、もっと快適にするアイテム」と題し、生活雑貨や季節のお薦めスイーツを紹介。中元商品は昨年比で5倍に拡大し、県産品をはじめ、定番のハムや飲料の詰め合わせなど、約500商品を取り扱う。
 将来的には、催事で人気を集める物産展の商品展開も見据える。「浜屋を訪れるのと同じ感覚で、あれもこれもそろうというようなショップに育てていきたい」としている。

 


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