70回目「社明運動」、知事に協力求める 長崎県保護司会連合会など

中村知事に「社会を明るくする運動」への協力を求めた津田会長(左から2人目)ら=県庁

 犯罪や非行、再犯の防止について理解を深める「社会を明るくする運動」強調月間の7月を前に、県保護司会連合会の津田祐一会長らが5日、県庁を訪れ、中村法道知事に運動への協力などを求めた。
 同運動は法務省が主催し、今年70回目を迎える。津田会長は長崎地区保護司会が発案し、全国にも広がった啓発活動のシンボル「幸福の黄色い羽根」の配布に協力を要請。「明るい社会づくりに取り組む決意として羽根をより多くの方に身に着けてもらいたい」と話した。
 長崎保護観察所の古賀正明所長が安倍晋三首相から届いた「誰もがやり直し活躍できる社会を構築することが重要」とするメッセージを代読。県更生保護女性連盟の浦川末子会長が中村知事に黄色い羽根を贈った。
 中村知事は「節目の年。立ち直ろうとする方々を社会全体でサポートし、社会の一員として活躍してもらえる環境づくりに皆さんと一緒に取り組みたい」と話した。津田会長は保護司のなり手が不足しているとして、県職員OB、OGへの協力も求めた。

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