国内外問わず、有望な若手選手が集まるドイツの名門クラブ、バイエル・レヴァークーゼン。
現在も魅力的なタレントが多く揃っており、ボローニャの冨安にも興味を示しているという情報もある。
そこで今回は、これまでこのクラブで活躍し、そこから飛躍していった大物選手をご紹介しよう。
ユリアン・ブラント(ドルトムント)
ドイツ代表気鋭の若手アタッカーであるブラント。
今季からドルトムントへ加入し、ハイレベルなポジション争いの中でも結果を残している。そんな彼は、それまで長らくレヴァークーゼンでプレーしており、10代の頃から出場機会を与えられて期待を集めてきた。
2018年にはロシアW杯のメンバーに選ばれるなど順調にキャリアを重ね、迎えた昨季はブンデスリーガ7ゴール11アシストを記録してチームの中心選手へと成長した。
ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー)
レアル・マドリー不動の右サイドバックであるカルバハル。
ユース時代はカスティージャでプレーしていたもののレアルのトップチームには定着できなかったため、レヴァークーゼンへの移籍を決断する。
するとドイツ挑戦は功を奏し、その2012-13シーズンのブンデスでの活躍をきっかけに、本格的に名前を知られるようになった。
素晴らしい成績を残したことですぐに翌シーズンにレアルが買い戻すこととなり、そこから数々のタイトルを獲得していくこととなる。
ソン・フンミン(トッテナム)
今やプレミアリーグを代表するスタープレーヤーであり、現在アジアで最も成功を収めている選手の一人であるソン・フンミン。
元サッカー選手である父親の英才教育を受けて育った彼は、父が活躍したドイツで飛躍を果たした。
10代でドイツのHSVでキャリアをスタートすると、リーグ二桁得点を記録するなど注目を集めた。そしてその後レヴァークーゼンへとステップアップを果たす。
在籍した2シーズンはリーグ戦のみならず、CLでも存在感を発揮するなど、選手として大きく飛躍した時期となった。
ハカン・チャルハノール(ミラン)
フリーキックの名手として知られるチャルハノール。
カールスルーエでデビューしたキャリア初期にはドイツ3部リーグで大活躍し、その後所属したHSVではブンデスリーガ初挑戦ながら、11ゴールを記録した。
2014-15シーズンより、レヴァークーゼンへと加入すると、正確なキックを武器に初年度から司令塔として定着、3シーズンに渡って活躍を続けた。
2017年からはACミランでプレーしており、本田圭佑の背負った10番を受け継いでいる。
アルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)
サッカー界屈指のファイターであるビダルも、ブレイクしたのはこの名門でプレーしていたときであった。
地元チリのクラブ、コロコロでの活躍が認められ、2007年にレヴァークーゼンへと移籍。まだモヒカンも今ほどハードではなかった頃である。
徐々に出場機会を増やし、4年目にはブンデスで二桁得点、二桁アシストを記録して、その才能を示すことに成功した。
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その後ユヴェントスへ引き抜かれ、最初期の連覇に大きく貢献、一躍スター選手となっている。