開祖役行者の遺徳しのぶ法要 金峯山寺 蔵王堂

吉野町の金峯山寺できょう、修験道の開祖、役行者の遺徳をしのぶ法要が営まれました。

この法要は、役行者が天に昇ったと伝わるこの日に 毎年行われています。 修験道の聖地でもある 金峯山寺蔵王堂には 僧侶らが集まり、 中央で護摩がたかれる中、 お経を読み上げ日ごろの感謝の気持ちを伝えました。

例年は約100人の僧侶らが集まり、盛大に行われるこの行事ですが、今年は新型コロナウイルスの影響で数名の僧侶と関係者のみで行われました。また正午には「とも祈り」として新型コロナウイルスの早期終息と感染で亡くなった人々への追悼の祈りも行われました。

金峯山寺の管領である五條良知さんは「毎日ひとりでも早く楽になって欲しい 。そんな想いばかりで祈らせて頂いております」と話しました。

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