2019年で1番人気なアジ&メバルルアーはこれだ! 読者投票ランキング発表【ルアーマガジン・ソルトT.O.Y.】

『ルアーマガジン』、『ルアーマガジン・ソルト』両誌で毎年年末に開催している読者投票企画「T.O.Y.(タックルオブザイヤー)」。実際に道具を買っている読者が選んだ商品は何なのか。それこそ、ある意味「1番釣れる」道具ということも言えるかもしれません。2019年を通してもっとも支持を集めたアジ、メバルルアーランキング「2019T.O.Y.アジ&メバル部門」発表です!

"T.O.Y. タックル・オブ・ザ・イヤー"とは?
『ルアーマガジン』と『ルアーマガジン・ソルト』にて、その年に最も信頼できるタックルを読者の皆様から募集。時代の流行りや風潮を読み解くこともできる、1年間を総括する人気ランキングなのだ!
※投票は『ルアーマガジン・ソルト 2019年10月号』~『同 2019年12月号』のアンケート集計結果に基づきます。
貴重なご意見ありがとうございます!

https://plus.luremaga.jp/_ct/17367811

まず歴代T.O.Y.アジ&メバル部門の歴史を振り返ってみよう

年1位ルアー2017年【DAIWA】月下美人 ビームスティック2018年【ティクト】ブリリアントcaption

全国各地の海で安・近・短で楽しめることから、近年アングラーが増えているアジやメバルを狙ったライトゲーム。他魚種に比べて明らかにサイズは小さいものの、専用のライトタックルでのファイトはエキサイティング!! かつてはソフトベイトによる釣りが主流であったが、最近ではハードルアーで楽しむアングラーが急増!!

【1位】ビーグル

BEAGLE【メガバス】

【74pt】前年圏外

●サイズ:35mm ●ウェイト:2.1g(フローティング)、2.2g(スローシンキング) ●カラー:10色 ●価格:1090円

オールマイティに活躍するライトゲーム用ミノー

メバルはもちろん、メッキ、カマス、セイゴなどのライトゲームのターゲット全般を想定し、フローティングモデルやスローシンキングモデル、ファットモデルなどをラインナップ。泳ぎだしのレスポンスやスロースピードでもしっかりと泳ぐことを重視した設計がなされているので、明暗などのピンスポットをきっちりと狙うことが可能。ボリューム感のあるボディにより、ロングキャスタビリティに長けているのもポイントだ。

【2位】ミジンコ MIJINKO【ジャクソン】

【70pt】2019年NEW!

スペック
●サイズ:22mm ●ウェイト:1.8g、2.5g ●タイプ:シンキング ●カラー:8色 ●価格:1000円

プランクトンを模したプラグ!?

ジャクソンと34の家邉克己さんがコラボして誕生したのがこのプラグ。プランクトンパターンによるアジングを強く提唱する家邉さんならではの発想で生み出された、言わばプラクトンのプラグ。漂わせて喰わせる釣りに特化した設計とデザインはアジングプラグの中でも異彩中の異彩であろう。

【3位】ソアレ ライズショットDI Rise Shot DI【シマノ】

【50pt】2019NEW!

スペック
●全長:46mm ●ウェイト:3g(シンキング)、6g(ヘビーシンキング) ●カラー:11色 ●価格:1590円

丹羽喜嗣謹製アジング用プラグ

シマノのアジングスタッフ・丹羽喜嗣さんが推す、アジングプラッギングの最右翼ルアー。特にアジが小魚を偏食している時に効果的であり、その外観もベイトフィッシュライクに設計。アジのバイトを研究してセッティングしたフロントのチラシ針+テールのトレブルフックも非常に効果的に仕上がっているのだ。

【4位】ジャコイチ JAKO-ICHI【ジャングルジム】

【42pt】前年10位

スペック
●自重:1g、1.5g、2g ●カラー:全6色 ●価格:520円

ジグ単タックルそのままでOK

デイゲームや強風時など、ジグ単によるアプローチが効果的ではない、あるいは困難な時であっても、タックルを変えることなく扱える極小サイズのメタルジグ。トウィッチ&ポーズやただ巻きなど、操作方法もジグ単とほぼ変わらないので、ローテーションの新たな一手として投入すれば活躍の機会がきっとあるはず!

【5位】魚子バイブ GYOSHI VIBE【ルーディーズ】

【32pt】2019NEW!

スペック
●ウェイト:1~2.5g ●カラー:6色 ●価格:520円

五目狙いも楽しいマイクロバイブ

わずか数センチしかないにも関わらず、3つのアイポジション、ティンセル付きシングルフックの段差フック仕様といった機能が盛り込まれたマイクロバイブ。そのコンパクトさゆえにアジはもちろん、小型青物やロックフィッシュといったあらゆる魚種がターゲットに。しっかりとしたアクションは手元にまで伝わるので、操作感も抜群だ。

【5位】ジグパラマイクロ JIGPARA MICRO【メジャークラフト】

【32pt】前年5位

スペック
●自重:1.5g、3g、5g、7g、10g、15g ●カラー:全8色 ●価格:オープン

何でも釣れるジグの弟分

優れたコストパフォーマンスと安心の釣果で全国各地で愛用されるジグパラ。そのコンパクト版がジグパラマイクロだ。ウェイトラインナップもアンダー1.5gからと、アジやメバルを狙うのにうってつけ。価格も抑えられているので、積極的に使っていけることも釣果につながりやすい理由になっているだろう。

【5位】月下美人 アジングビーム GEKKABIJIN AJING BEAM【DAIWA】

【32pt】前年3位

スペック
●全長:2.5、3.mm ●入り数:26本 ●価格:500円

アジのバイトでしっかり吸い込まれる柔らかさ

アジ特有の吸い込みバイトに合わせ、限界まで柔らかい素材を採用したアジング用ワーム。その一方で問題となる、千切れにくさやズレも解決。耐久力が磨かれることで、短い地合いでも逃さずに釣りきることが可能だ。

【5位】アジアダー AJI ADDER【レイン】

【32pt】前年5位

スペック
●全長:50mm ●カラー:26色 ●入り数:15 ●価格:580円

デカバスメーカーとのコラボで生まれた異色ワーム

バスフィッシングで人気のデプスの売れ筋ワーム・デスアダーをアジング用にリデザインしたのがアジアダー。多くの実績を持つレインズソフトマテリアルを採用しており、喰い込みは抜群!リングボディ+ピンテールというオールマイティさがあらゆるフィールドで活躍してくれるはずだ。

【9位】パラワーム・フォール虫 PARAWORM FALL虫【メジャークラフト】

【30pt】前年10位

スペック
●全長:1.6in ●カラー:全12色 ●入数:8本 ●価格:オープン

極小レッグがフォール中もアピール!

コンパクトボディはサイズを問わず、ライトゲームターゲットに違和感を与えにくい1.6inに設定。緩やかにカールしたテールは警戒心の強い魚にもナチュラルアピール可能。そして最大の特徴とも言える全12本の小さな足パーツがフォールの最中もしっかりとアピールしてくれる。投げて沈めるだけで釣れてしまうワームだ。

【9位】リッジ35 RIGGE35【ジップベイツ】

【30pt】前年圏外

スペック
●全長:35mm ●重量:2.0g(フローティング)、2.2g(スローシンキング) ●カラー:12色 ●価格:1530円

小さいけど重心移動もばっちり!

トラウトルアーで絶大な人気を誇るリッジシリーズ。ライトゲームに対応する35mmサイズは、その大きさとは裏腹に、重心移動システムのマグドライブを搭載することで圧倒的なロングキャストを実現。もちろん、アクション時の安定感も抜群なので、速度やレンジのコントロールも思いのまま!!

11位アジ&メバルルアーランキング順位

順位上下前年順位【メーカー】機種名11位NEW新商品【DAIWA】月下美人 豆タン11位UP前年圏外【エコギア】グラスミノー11位DOWN前年9位【バークレイ】ガルプ!SW ベビーサーディン11位UP前年圏外【レイン】アジリンガー15位UP前年圏外【DAIWA】月下美人 プリズナー15位UP前年圏外【エコギア】活アジ コムシcaption

プラグアジング元年!?

昨年はトップ10中ハードルアーが3種類だったのに対し、今回は驚きの7種類と割合が逆転。しかもトップ3がプラグという異例の事態となっている。1位のビーグルはメバルを中心としたライトゲーム全般に対応する一方で、2位のミジンコと3位のライズショットはアジング用として登場。2019年はプラグアジング元年と呼べるだろう。そんな中にあって名を連ねるソフトベイトの実力にも注目したい。ライトゲームは今後、ますます多様化していきそうだ。

© 株式会社 内外出版社