御年91歳、少女漫画界の巨匠 わたなべまさこ コロナ禍を乗り越えて新作を発表!

(c)わたなべまさこ/双葉社

新型コロナウイルスの影響でさまざまなエンターテインメントの制作が滞るなか、 少女漫画界の草創期から活躍する巨匠・わたなべまさこ先生が新作を描き上げて注目を集めている。 わたなべ先生は1952年デビュー、 2006年には女性漫画家として初めて旭日小綬章を受勲するなど、 まさに少女漫画界の第一人者。

今回、 わたなべ先生が「JOUR 素敵な主婦たち」7月号(双葉社より発売中)でスタートさせた新連載が『中国怪異譚 朱い紐』。 妹の結婚を祝うため、 故郷の村へ戻る途中だった男が、 とある女の亡霊に出くわすという怪異ストーリー。この新連載は、 昨年、 わたなべ先生が絵本(「中国怪奇絵巻 妖の絵本」あすなろ書房)を出版された際に「最近はずっと絵本を描いていたから、 久しぶりにマンガが描きたいわ」と発言されたことから実現した企画。

とは言ってもこの数カ月に及ぶコロナ禍、 創作活動を続けるのは困難を極めたと想像されるが――、 「御年91歳を迎えられた今でも、 先生の創作意欲はまったく衰えることなく、 すでにプロットは10本近く出来上がっていらっしゃいます。 そのことにも驚いたのですが、 今回の原稿は締め切りよりも二週間近く早く、 しかもこのコロナ禍で、 アシスタントさん達との“密”を避けるため、 すべてお一人で描かれたとおっしゃるのですから、 これには本当にびっくりしました」(担当編集)

わたなべまさこ先生熱筆の『中国怪異譚 朱い紐』を読んで、 おうち時間を楽しく過ごしてみてはいかがだろうか。

●掲載誌「JOUR 素敵な主婦たち」7月号

https://www.futabasha.co.jp/magazine/jour.html

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