「歌舞伎町で恐怖のスカウト狩り」動画 現在SNSで拡散中 これがリアル不夜城の世界

写真はイメージです。

ツイッターなどで既に拡散され、さらにYouTubeでも恐らく違法アップロードされている、ある動画があります。

場所は日本一の新宿歌舞伎町。時間は深夜未明。いかつい男たち数人が一人の男性をどついたり、殴ったりしています。男性もいかついですが、手を出す事が出来ません。一方的に暴力を振るわれています。

裏社会では、ツイッターで投稿された時間よりも、いち早く暴力団関係者らにLINEなどで出回っていました。その他の動画も裏社会にはより早く出回るのが最近の「トレンド」です。

「暴行を加えているのは歌舞伎町では武闘派で名の通っている広域指定暴力団三次団体。やられているのはスカウト会社の人間ですね。トップの人間も半グレと言われています」(元広域指定暴力団三次団体組長)

二十年前までは「ヤクザが僕らに金を借りる時代ですよ」と言っていた半グレがいました。が、近年ヤクザに入る半グレも増えてきました。

「関東では関東連合及び関係者、怒羅権OBも暴力団に入る人間も目立ちますね」(前出・元広域指定暴力団組長)

スカウト会社はケツ持ち(後ろ立てのようなもの)をつけず、一本でやっていたようで、そこに腹を立てたヤクザが「スカウト狩り」を始めたようです。裏を返せがスカウトは、ヤクザの後ろ立てがなければできないという「闇の掟」がある事になります。

「とにかく歌舞伎町のそのヤクザ組織は結束が強い。15分もあれば2~30人集まってきますから」(週刊誌記者)

たまに、暴力団排除条例や外国人観光客の増加で、10年以上、歌舞伎町で飲み屋を営業している点主でさえ「歌舞伎町は、わいざつさが魅力だった。今は平和になってしまった」と言います。

「確かに表面上は平和になったかも知れない。でも、そこら辺にヤクザの事務所がはありますからね(笑)。実際何かが起きたら行きますよ」(指定広域暴力団三次団体組長)

スカウト利権を巡って歌舞伎町闇社会がざわついています。(文◎編集部)

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