生活困窮世帯に米支援 おおむら子ども食堂

ドライブスルー形式で米を配布するメンバー=大村市、長崎空港ドラゴンパーク

 長崎県大村市内で子ども食堂を開いている「おおむら子ども食堂実行委員会」(田崎裕隆代表)は6日、同市森園町の長崎空港ドラゴンパークで、生活困窮世帯などを対象に米の支援活動に取り組んだ。
 同実行委は市内の公民館などで月に1回、子ども食堂を開催。対象は限定していないため、さまざまな世代が集まる地域交流の場になっているという。
 新型コロナウイルス問題で子ども食堂の開催は自粛しているが、緊急事態宣言の解除を受け、米の支援活動を決めた。この日は1家族当たり10キロ、計100家族分を用意。実行委のメンバーが申し込みのあった家族にドライブスルー形式で配布した。
 牧山大和副代表は「新型コロナで私たちが一番支援したい人たちに向けた活動ができず、もどかしい思いがあった。今回の活動で『助かった』との声が聞けると、やはりうれしい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社