ソフトバンクグループが4万人以上の抗体検査結果を公表へ 専門家とYouTubeで対談

ソフトバンクグループが、同社社長の孫正義氏が調達した、新型コロナウイルス抗体検査キットを使用した4万人以上の検査結果について公表すると発表した。2020年6月9日20時から、専門家も招きインターネットで発表するという。

2020年6月9日20時よりYouTubeで生配信

感染拡大防止に有用かどうか議論になっている抗体検査キットについて、調達に奔走した孫正義氏が説明の場を設定する。代表取締役会長兼社長を務めるソフトバンクグループのYouTubeアカウントで、6月9日20時より「対談 『抗体検査結果速報値等について』」と題するライブ配信を実施する。孫氏が対談者のひとりで、専門家の一人である大曲貴夫・国立国際医療研究センター理事長特任補佐(国際感染症センター長)、杉浦亙・同臨床研究センター長が出席するとしている。

抗体検査をめぐっては、孫氏が中国の提携先から大量に調達、同社社員と医療機関の希望者に配布して話題となった。しかし、先月厚生労働省が行った抗体検査キットによる試験的なサンプル調査では、新型コロナウイルス流行前の血液サンプルからも陽性が出るなど、精度に課題があると指摘され、その後の同省の調査事業においては迅速検査キットは使用されていない。そのため一部から孫氏に対し検査結果について明らかにするよう求める声が上がっており、今回それに応えるかたちとなる。

 

外部リンク:YouTubeチャンネル 対談「抗体検査結果速報値等について」

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