2020年度のカンヌ映画祭公式セレクションに選出されたマッツ・ミケルセン主演『アナザー・ラウンド（英題）』の予告編が公開された。
マッツ演じるマーティンは冴えない高校教師。マーティンと3人の同僚は、血中アルコール濃度が一定の度合いを保つと仕事の効率が良くなり、創造力がみなぎるという理論を証明すべく、仕事中でもかまわず酒を飲む実験に身を投じる。マーティンの授業は今までとは全然違うものになり、酒のおかげで4人の仲間たちの人生はゆっくりと確実にポジティブなものになっていく。しかし、どんどん摂取量を増やしたために、しだいに道を外れてしまう者が現れはじめ、実験が制御不能に……というあらすじ。予告編でも、マーティンがどんどんボロボロになっていく様子が見てとれる。
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トマス・ヴィンダーベア監督作品『偽りなき者』（2012年）で、2012年度カンヌ映画祭の男優賞を獲得し、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたマッツとヴィンダーベア監督が再びタッグを組む。マッツとともに『偽りなき者』で共演したトマス・ボー・ラーセンやラース・ランゼ、マグナス・ミランが出演する。監督のヴィンダーベアは『偽りなき者』や『シージャック』（2012年）のトビアス・リンホルムとともに共同脚本をつとめる。
本国デンマークでは2020年9月に公開予定。現在日本での公開は未定だが、1日でも早く「冴えない高校教師マッツ」や「千鳥足マッツ」をスクリーンで愛でられる日が来ることを願うばかりだ。
