中国、近畿、東海が梅雨入り 平年より遅く

10日(水)午前9時30分ごろの広島県広島市の様子(撮影=岡田良昭 気象予報士)

 きょう10日(水)午前、中国、近畿、東海が梅雨入りしたとみられると発表があった。平年と比べて中国・近畿は3日遅く、東海は2日遅い梅雨入りとなった。なお、昨年と比べると、中国、近畿は半月ほど早い梅雨入りとなっている。

11日(木)正午までの時系列天気予報

 10日は四国を中心に雨の範囲が広がり、局地的に雨脚が強まっている状況だ。11日(木)にかけては九州南部や四国を中心に、局地的に非常に激しい雨が断続的に降り、大雨となる所がある見込み。また、11日は東・北日本でも天気の崩れる地域が多く、その後も西・東日本では曇りや雨の日が多くなる見通し。関東甲信でも、梅雨入りの発表が近そうだ。

週間天気予報

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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