長崎市職員が「給与支払報告書」を紛失 16人の個人情報記載

 長崎市は9日、市内事業所に勤務する16人分の個人情報が記された「給与支払報告書」を紛失したと明らかにした。職員が内容などを確認する際に所在不明になった。
 同報告書は、事業者が給与を支払う人の氏名や住所、給与額などを記し、毎年1月末までに市町村に提出する書類。市町村はこれを元に住民税を算出し、翌年度以降に徴収する。
 市が5月下旬までに送付する住民税の課税通知書が届いていないことに気付いた事業者から連絡を受け、今月3日に発覚。市は4日に事業者へ謝罪し、再提出を受けた。市は原因について、職員が不要な書類と混在させ、誤ってシュレッダーなどで処分した可能性が高いとしている。

 


© 株式会社長崎新聞社