日本時間6月11日、2日間にわたるドラフトの1日目が行われ、1巡目で29人、戦力均衡ラウンドAで8人、合計37人の選手が指名された。全体1位指名権を持つタイガースは、アリゾナ州立大の強打の一塁手、スペンサー・トーケルソンを指名。2巡目から5巡目までの指名は明日、日本時間6月12日に行われ、全体38位から160位まで合計123人の選手が指名される予定となっている。
タイガースは大方の予想通り、トーケルソンを全体1位で指名した。高校時代にドラフトで指名されず、大学生としてドラフト全体1位で指名されたのは1972年のデーブ・ロバーツ以来のこと。「右打ちの一塁手として史上初の全体1位指名」となるか注目されていたが、アナウンスされたポジションは三塁だった。
オリオールズは全体2位でアーカンソー大のヘストン・ケアスタッド外野手を指名し、多くの関係者を驚かせた。各メディアのモックドラフト(指名予想)では、バンダービルト大のオースティン・マーティン遊撃手を指名することが確実視されていた。
全体3位の指名権を持つマーリンズは、各メディアのモックドラフトでテキサスA&M大のエイサ・レイシー投手を指名することを予想されていたが、ミネソタ大のマックス・マイヤー投手を選択。今年のドラフトは波乱に満ちたスタートとなった。
全体4位以降は、レイシー(ロイヤルズ)、マーティン(ブルージェイズ)、ジョージア大のエマーソン・ハンコック投手(マリナーズ)、ニューメキシコ州立大のニック・ゴンザレス遊撃手(パイレーツ)と順当な指名が続き、時折サプライズ指名も交えながら、全体37位までの指名が終了。ドラフト1日目の結果は以下のようになった。
1巡目(順位は全体)
1位:タイガース
スペンサー・トーケルソン三塁手(アリゾナ州立大)
2位:オリオールズ
ヘストン・ケアスタッド外野手(アーカンソー大)
3位:マーリンズ
マックス・マイヤー投手(ミネソタ大)
4位:ロイヤルズ
エイサ・レイシー投手(テキサスA&M大)
5位:ブルージェイズ
オースティン・マーティン遊撃手(バンダービルト大)
6位:マリナーズ
エマーソン・ハンコック投手(ジョージア大)
7位:パイレーツ
ニック・ゴンザレス遊撃手(ニューメキシコ州立大)
8位:パドレス
ロバート・ハッセル三世外野手(インディペンデンス高)
9位:ロッキーズ
ザック・ビーン外野手(スプルース・クリーク高)
10位:エンゼルス
リード・デトマーズ投手(ルイビル大)
11位:ホワイトソックス
ギャレット・クローシュ投手(テネシー大)
12位:レッズ
オースティン・ヘンドリック外野手(ウエスト・アレゲニー高)
13位:ジャイアンツ
パトリック・ベイリー捕手(ノースカロライナ州立大)
14位:レンジャーズ
ジョーダン・フォスキュー二塁手(ミシシッピ州立大)
15位:フィリーズ
ミック・エイベル投手(ジェズイト高)
16位:カブス
エド・ハワード遊撃手(マウント・カーメル高)
17位:レッドソックス
ニック・ヨーク二塁手(アーチビショップ・ミッティ高)
18位:ダイヤモンドバックス
ブライス・ジャービス投手(デューク大)
19位:メッツ
ピート・クロウ=アームストロング外野手(ハーバード・ウエストレイク高)
20位:ブリュワーズ
ギャレット・ミッチェル外野手(カリフォルニア大ロサンゼルス校)
21位:カージナルス
ジョーダン・ウォーカー三塁手(ディケイター高)
22位:ナショナルズ
ケイド・キャバリ投手(オクラホマ大)
23位:インディアンス
カーソン・タッカー遊撃手(マウンテン・ポインテ高)
24位:レイズ
ニック・ビツコ投手(セントラル・バックス・イースト高)
25位:ブレーブス
ジャレッド・シュスター投手(ウェイク・フォレスト大)
26位:アスレチックス
タイラー・ソダーストロム捕手(ターロック高)
27位:ツインズ
アーロン・サバト一塁手(ノースカロライナ大)
28位:ヤンキース
オースティン・ウェルズ捕手(アリゾナ大)
29位:ドジャース
ボビー・ミラー投手(ルイビル大)
戦力均衡ラウンドA
30位:オリオールズ
ジョーダン・ウエストバーグ遊撃手(ミシシッピ州立大)
31位:パイレーツ
カルメン・マジンスキー投手(サウスカロライナ大)
32位:ロイヤルズ
ニック・ロフティン遊撃手(ベイラー大)
33位:ダイヤモンドバックス
スレイド・セッコーニ投手(マイアミ大)
34位:パドレス
ジャスティン・ラング投手(リャノ高)
35位:ロッキーズ
ドリュー・ロモ捕手(ザ・ウッドランズ高)
36位:インディアンス
タナー・バーンズ投手(オーバーン大)
37位:レイズ
アリカ・ウィリアムス遊撃手(アリゾナ州立大)