藤沢市の観光客数、2019年は過去最高 江の島がけん引

江の島(資料写真)

 神奈川県藤沢市は10日、2019年の観光客数が前年に比べ約90万人(4.9%)増の約1929万人と過去最高を記録したと発表した。年間を通じてさまざまなイベントが開かれた江の島の集客増が全体をけん引した。

 四半期別の観光客数では、冬の光の祭典「湘南の宝石」(11~2月開催)がフィナーレを迎え、謎解き宝探しゲーム「エノシマトレジャー」が開催された1~3月期が424万人で、前年同期比91万人増と最も大きく伸びた。

 観光客数が最も多かったのは海水浴シーズンの7~9月期で、約704万人(前年同期比約84万人増)だった。一方、10~12月期は10月の花火大会が中止になったほか、台風15、19号の影響で江の島の一部施設が一時閉鎖されるなどで約385万人と約137万人減となった。

 市観光シティプロモーション課は「天候不順や大型台風の影響を受けたものの、春夏秋冬と1年中楽しめる江の島、藤沢をアピールしたイベントなどが奏功した」としている。

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